夏風邪って何?

6月末から8月にかけて活発になる夏風邪ウイルスの感染による病気です。いわゆる夏風邪として「手足口病」「ヘルパンギーナ」が代表的なものですが、そのほかに「プール熱(咽頭結膜熱)」なども挙げられます。

■手足口病

「手のひら・足の裏・口の中」に小さく米粒大の水泡性発疹が出ます。その部位以外にも手首からひじ、おしりなどに広がることもあります。からだの発疹は痛みがないのが普通ですが、口の中にできると痛くて食べられなくなることもあります。熱はあっても微熱程度です。

■ヘルパンギーナ

38~40℃の「高熱」が突然出て2~3日続きます。「のどの奥に小さな水ぶくれ」ができるのが特徴で、とても痛がり、ひどいときには水分も飲めなくなり、脱水症状になることもあります。

■プール熱(咽頭結膜熱)

39~40℃の「高熱が4~5日」続き、「結膜炎」になります。のどが痛く、頭痛や下痢を伴うこともあります。プールを介して感染することが多いので「プール熱」と呼ばれていますが、プールに入らなくとも空気感染します。