第11回 「高齢者に多い泌尿器科疾患」(1)頻尿・尿もれ(過活動膀胱)、(2)前立腺癌

日時:平成19年6月10日(日) 午前10時15分~正午
会場:練馬区医師会館 1階 多目的ホール
講師:日本大学医学部泌尿器科学講座主任教授  高橋 悟 先生

昨年まで練馬区役所の多目的会議室を借りて行われて来ましたが、練馬区医師会館の新築落成に伴い、こけら落としとして、初めて自前の会議場で開催すると言う記念すべき区民健康づくりセミナーとなりました。

講師は日本大学医学部泌尿器科学講座主任教授 高橋悟先生で「高齢者に多い泌尿器科疾患 (1)頻尿・尿もれ(過活動膀胱)、(2)前立腺癌」というテーマで1時間講演していただき、その後30分質疑応答に当てました。講演は動画も交え、スライドで分かりやすく、楽しく勉強できるように配慮されており、参加者からのアンケートも「よく理解できてためになった」と好評でした。印象に残った一節を紹介すると「もし神様が お前をこれから癌にするが、好きなものを一つ選べ と言われたら、私は絶対、前立腺癌を選びます。なぜなら、現在の泌尿器科の治療方法を以ってすれば、人生を全うできるからです」と述べられて、最新の治療法である小線源療法なども紹介されました。この話しを早速、前立腺癌の患者さんに話したら、大変救われたと感謝されました。参加者は254人で、本会場に入りきれなかった人数は健診センターの待合室をサテライトにして収容しました。医師会員は理事会室で聴講できました。サテライトでも、理事会室でも画像と音声が本会場と同じように伝わるようにAVシステムが構築してあるのでその威力が早速発揮されました。質疑応答もあらかじめ区民から文書で集めた質問を座長の長谷川倫男先生が整理して、演者と森口隆一郎先生に答えていただく形式で時間内に完了することができました。

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