第6回 「ぼけと痴呆、その上手なつきあい方」

平成14年6月16日(日) 於:練馬区役所地下2階多目的会議室

梅雨の曇天にもかかわらず大勢の区民166名が参加し会場は超満員となり、テーマへの関心の深さが窺われた。

開講に先立ち服部隆延練馬区医師会長は「高齢化社会を迎え誰しもぼけは避けて通れないし、痴呆性高齢者を介護しなければない立場になれば事態は深刻となる。今回は老年期痴呆を取り上げた。」と挨拶した。続いて岩波三郎練馬区長の「練馬区は昨年健康都市宣言をし、24時間対応の練馬区夜間救急こどもクリニックを開設。さらには病院を誘致し健康都市宣言の充実化を図っている。」のご挨拶を頂戴した。

財団法人精神医学研究所付属東京武蔵野病院大塚俊男院長のご講演は、自分自身の問題としてのぼけを介護者となった時の心構えをユーモアを交え、平易に話され大好評であった。

講演に続いてあらかじめ寄せられた沢山の区民の質問に大塚院長と練馬区医師会の岩城卓男、金杉和男の両先生が丁寧に答えた。

今年度の新しい試みとして会場から直接質問を募ったところ、挙手多く閉会時刻も延長となり、閉会後も3名の回答者の席には相談を望む区民の列ができ、大盛会であった。

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